2010年12月10日
山の緑を再生しよう
ご案内が遅くなりましたが、
今度の日曜日、12日に
松本市四賀(旧四賀村)にて
炭を撒いて山の緑を再生しよう、というイベントおよび講演会があります。
松枯れやナラ枯れでお困りの方がいらっしゃったら、
あるいはこのようなことにご興味ご関心ある知人の方がいらっしゃったら
お伝えいただけたらと思います。
熊の出没や
最近の広葉樹枯れのニュースなどを通じて、
山の環境がなんだか最近おかしいな、と感じていらっしゃる方もいるかもしれません。
日本では最近あまり叫ばれなくなった大気汚染。
しかしその状況がよくなっているわけではありません。
むしろ大陸からの影響もあり、国内だけで済まされない問題でもあります。
世界的には、酸性雨の問題はかなり深刻です。
信州では松やナラが枯れていますが、
高山ではシラビソやシャクナゲなどが枯れていたり、
関東近辺ではスギの木が梢枯れを始めています。
特定の木ではなく、山全体に変化が出始めています。
木が枯れることは虫が原因だといわれていますが、
そもそも木自体にも抵抗力というものが存在するはずです。
それが落ちているのは、目には見えないですが、根に、土壌に問題があるのです。
私たちの体にも同じことが言えますよね。
今免疫療法というものが注目されていますが、
本来備わっている自然治癒力が発揮できる状態になれば、
ちょっとやそっと菌や虫がついたって大丈夫なはずです。
酸性雨(霧、雪)によって(黄砂も?)土壌中のミネラルが減り、
アルミニウムが溶け出すなどして、
土壌環境や河川環境もずいぶんと変化してしまっているようです。
木の実がならない一因もそこにはあります。
全てはつながっていて無駄な命は一つとして存在しない。
講師の宮下さんのお話は
山だけの問題ではなく、農業にもわれわれの健康にもつながる話です。
また、今回の講演でお話されるかわかりませんが、
大町の林業家、荒山さんも試みた新月伐採。(先日信毎にも紹介されてましたね)
建築、あるいは材木業界ではあまり見向きもされていないですが、
宮下さんは実際に新月伐採をした木でご自宅を建てられました。
やはりかなりの違いがあるそうです。
炭と新月伐採で、信州の赤松が日の目を見る日がくるか・・・?
今年のような松茸の豊作が続くか・・・。
だと嬉しいのですが。
実現しそうな夢を見たいと思います。
チラシと講師の宮下さんを紹介した新聞記事を添付します。
直近なのでご予定があわない方もいらっしゃるかもしれませんが、
もし興味があるという方には、
今後の炭まきをした山の経過報告をさせていただきます。
ご興味のある方、ぜひ ご一報ください。
四賀林研グループ
原 薫
kai_kojiro@y9.dion.ne.jp
原 薫
kai_kojiro@y9.dion.ne.jp
Posted by 鬼門会 と 仲間たち at 11:26│Comments(0)
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